はざま牧場きなこ豚生産情報

目指すものは、高品質豚肉と環境・地域農業への貢献

きなこ豚生産のこだわり・・「植物性タンパク主体の独自飼料で、ストレス無く飼育する」 豚肉品質向上と同時に、地域循環型農業、環境負荷の低減に取り組む。

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はざま牧場は、飼育豚数70,000頭という国内でも有数の規模の養豚農場です。 九州宮崎・霧島山系の都城周辺に20を越える牧場で飼育する豚は、自社飼料工場で独自配合の飼料の由来(植物性タンパクを中心)から「きなこ豚」と言われます。 きなこ豚の特徴は、やわらかさと甘み。 特にやわらかさの点では、食感分析データベース比較で、国産銘柄豚の平均よりも2割やわらかく、歯応え(噛み応え)は3割もやわらかいという優秀なもの。 評価としては、最高の5段階にあります。(総数600の食感分析データベース比較) 





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R0011947.jpgきなこ豚のもうひとつの特徴は、その環境。 霧島山系で南国宮崎の穏やかな気候のもと、広い豚舎で生育される為、豚にストレスがかからず、のびのびと育ちます。 飼料と生育環境が、きなこ豚の食感と脂の味わいを引き出す最大のポイント。 大規模生産ながら、自社飼料工場(隣接)と、豚舎全体の給餌管理をコンピューター制御し、きめ細かな飼育管理を行う事で、品質を安定させています。


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R0012012.jpgきなこ豚は、一般市場への出荷される他、はざま牧場自社にて販売しています。 自社隣接の直売所の他、さまざまな加工品として、きなこ豚の特徴をひきだせるよう工夫しています。 また養豚業というと「におい」や「汚水処理」などへの対応も必要です。 特に大規模養豚の場合は、地域社会にとってさらに重要です。 はざま牧場の場合、汚水処理は、徹底しており、処理水の池では、金魚が泳ぎ、豚舎全体のにおいも驚くほど少ない状態にあります。 おが屑をしきつめ、この処理は発酵させ堆肥とし、その堆肥を肥料として自社で野菜生産を行うという循環農業を実践しています。


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R0012005.jpg九州ではおでんには、豚の「なんこつ」の煮込みを入れるのが一般的。 豚の料理では、まだまだなじみのないものの、すぐれた品質の製品があります。 大規模生産の一方で、きなこ豚の良さを引き出す為に、独自の取り組みを行っているのです。 豚の品質と同時に、豚生産による地域への環境負荷を減らし、同時に農業生産物の循環に取り組む事は、大規模農場では資金負担も大きいながら、非常に重要な事項として積極的に取り組まれています。


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R0011953.jpg豚の大規模生産は、同時に膨大な飼料の確保との取り組みです。 はざま牧場は、自社にて海外からトウモロコシを直接買い付けし、自社配合していますが、最近の飼料の高騰など、実際の飼料需要ではなく、投機資金により飼料が高騰する状況に、苦い思いをしているのも事実です。 安定して飼料を調達し、かつ循環型の農業体制を構築する事。 これが新たな取り組みのひとつです。

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R0011971.jpg焼酎メーカーと協力し、焼酎の絞りかすを受入、これに周辺の野菜生産の野菜くず、余剰生産野菜(規格外で販売できないサツマイモなど)を集荷し、混合の上、飼料として豚に与えるという、新たな循環型豚生産に取り組んでいます。 野菜の種類は季節により変動する為、豚の飼料の栄養価、また安全性を維持する為、自社にて飼料検査センターを建設。 ここで受入野菜などの分析検査を行います。現在は、試験生産段階ですが、まもなく新たな銘柄が誕生するでしょう。

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